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日記

引っ越しで人生が変わる 4年で3回引っ越してまた引っ越しする男の話

人間が変わる方法は3つしかない、らしい。

大前研一氏によれば、

  1. 時間配分を変える
  2. 住む場所を変える
  3. つきあう人を変える

この3つ。

人生を変える最強のイベント それは「引っ越し」

しかしこの3つ、同列ではない。時間配分を変える、つきあう人を変える、というのは、それ単体で実行しようとしてもむずかしい。

よーしオレ明日から付き合う人変えちゃうぞ、と決意したってそうはいかないのが人生。

しかし。

住む場所を変えれば「時間配分」や「つきあう人」も強制的にチェンジさせることができる。

人間が変わるための最も強力な方法。それが引っ越し。

人生を強制的に変えてくれる、最強のイベント。

引っ越しとは、転職や進学など、なにかが契機となってするものだが、人生を変えるために、攻めの姿勢で引っ越ししてみるのもいい。

4年の間に3回引っ越しして、3ケタ万円のおカネが軽く消えたが、それだけの価値はあったなと。

だから近々また引っ越すことにした。

オレの引っ越し前夜

2008年、38歳の時に離婚した。

そんなに仕事ができるわけではないし、女性にももてない。もう再婚することもないだろうと人生を見切り、ダラダラしてた。

「やりきってない感」がくすぶって、

このままここでおじいさんになってって後悔しないのかい?

という自分と、

マンションのローンは完済してるんだし、このまま適当に仕事こなして生きていくのがいちばん楽だろ?

という自分がいた。

そのまま4年ダラダラ。あっという間。

そしてある日、当時つとめていた会社に「東京に転勤したい」と願いでた。

マンションは売り払った。

2012年の早春で、42歳になっていた。

40歳を超えても仕事で成長できる

東京に引っ越して、関西のお客さんは遠くなってしまったから、関東で必死に営業した。

そのおかげかこの時期、仕事観に大きな変化があった。それまできらいだった「営業」という仕事が、おもしろくなってきた。

自分の中で、「こうすればお客さんに振り向いてもらえるのではないか」という仮説を立てる。それが当たるとおもしろくなって、また仮説を立てる。

はずれたら元に戻ってやり直す。いつか当たる。おもしろくなって、また当たって、さらに、……というループ。

気づいたら、成績がどんどん上がっていた。40歳をすぎてから、仕事観が変わっておもしろくなる、ということもあるんだなと。

引っ越しすると、時間の使いかた、つきあう人が強制的に変化するから、この変化があった。

40歳を超えて人生がおもしろくなってきた

引っ越しすると、人との縁が変化する。それまで縁のあった人は、遠のく。

しかし、新たな縁も。引っ越ししてすぐに、魅力的な女性と、おつきあいがはじまった。

パートナーがいるってのはいい。

引っ越しは歳をとってから環境を強制的に変えることができる楽しいイベントだ

その女性とは短い縁ですぐにフラれたけど。楽しい時間を過ごせたからよし。

その後、いろいろとあり、また引っ越しを2回して、神奈川県に移った。

歳をとると、卒業や就職といったイベントが減る。変化が乏しくなる。

引っ越しは、歳をとっても、時間や周囲の人を変化させてくれる。

2016年になってまた引っ越しすることに。

2015年末に出会って、おつきあいがはじまった女性といっしょに住みたくなり、ルームシェアをする。

この引っ越しは、これまでとは違ったステージとなるはず。これまで気楽な一人住まいだったけど、次は共同生活だから。