読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

食事と筋トレを淡々と記録するよ

食事と筋トレを記録するだけのブログ

起業への不安を書き出してみれば漠然とした恐怖は消える---「起業は一冊のノートから始めなさい」

起業は1冊のノートから始めなさい―――「事業プラン」から「資金計画」までを可視化する起業ログのススメ

起業は1冊のノートから始めなさい―――「事業プラン」から「資金計画」までを可視化する起業ログのススメ


どんな本?

本書の内容は「起業を実現させて、少なくとも5年以上事業を続けるためのノウハウ」だと前書きにあります。

そのために、準備段階でノートを付けましょう、というのが趣旨です。

著者は、26年間、政府系の金融機関に勤め、約5000名の「これから起業する人」への融資を担当したという経歴を持っています。

当然ながら、起業して上手くいく人もいれば、失敗する人もいます。その違いは何か。何が成功と失敗を分けるのか。

著者は「起業をするための準備をしっかりと行ったかどうかが、正否を左右するのではないか」との仮説を立て、やがてそれを確信します。

特に、起業の動機や理念、収集した情報などをノートに記録していた起業家は、特に印象に残っており、著者自身が起業する際にも、ノートに準備を記したといいます。

なにをノートに書くのか

起業したことの無い私にとって、起業するとは雲をつかむようなことであり、何をすればいいのか全くわかりません。

本書では、まずはじめに、なぜ起業したいのかをノートに書いてみよう、とすすめています。

「それぐらいならまあ、できるかな」と書いてみましたが、いざ書いてみると、「これはオレ起業しても大丈夫なのか」という気分になりました。

なんというか、「起業して世の中を変えていこう!」のような前向きな動機ではないんですね。追い詰められたからもう起業するしかない、という後ろ向きな部分も、正直あります。

しかし本書では、そういった動機でも、前向きに変えていけると著者は述べています。

また、メディアに紹介されているような、華々しい起業は気にしなくていい、とも。斬新でなくとも、小規模でも、生業や家業のレベルであっても、採算に乗って継続できれば立派に「起業」だとも。

ごく小さな規模で、地味な事業で、まずは自分一人が食っていければいい、と僕は考えており、しかしながらそんなスケールの小さなことでいいのか、という反論も自分の中であるのですが、それでいいんだという肯定ができました。

起業への恐怖を書き出して客観的に見てみると

起業の動機から、下世話な欲望、起業する日、アイデア、足りないスキル、人間関係、事業計画まで、さまざまなことをノートにまとめていくことを本書はすすめていますが、なかでもいちばんいいと感じたのは「不安を書き出してみる」でした。

本当に今の会社やめて起業したらどうなるんだろう。

今の会社で仕事できるのは会社の看板を背負っているからであって、独立したとたんにオレは独りぼっちで仕事なんて無くなりすぐにつまずくのでは?

これが起業への僕の最大の恐怖です。他にもたくさんありますが、全部書いてみると、書く前に悶々と考えていたよりはずっと少なく、突き詰めれば最後はこれに尽きます。

独立しても仕事がないのでは?

これは当然だし、そこから這い上がっていくのが起業というものでしょう。書くことで不安が無くなることは無いですが、少なくとも得体の知れない漠然とした恐怖は薄くなってきました。

少なくとも恐怖の正体がわかり、どうすればいいのか考えることができるからでしょう。

最後に

ノートに書いてみる、というのはあらゆることにおいて効果があります。

特に、「起業」というのは、僕の人生で最大級のイベントになるでょう。これまでも「結婚」「転職」「離婚」という大きなイベントがありましたが、それらはどこか他人任せ的なところがあったような気がします。

しかし、「起業」は、独りで行うことであり、全く未知の行為で、だからこそノートに書くということはとても大きな効果があるのでは、と感じています。

読んでくれてありがとう!
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村