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経営という曖昧なものを12の分野に分割して一つずつ取り組んでいこう---「起業の技術」

起業の技術

起業の技術

「成功の型」を知る 起業の技術

「成功の型」を知る 起業の技術


どんな本?

10年という期間でみると、90%の起業家は失敗し、経営の舞台から去っていく、といいます。

起業とは、それほど難しいことなのか?

簡単ではないにせよ、90%が失敗するほど難しくはない、と著者は言います。

ではなぜそれほど多くの起業家が失敗するのか。それは「仕事」と「経営」を同一視してしまうから。

経営にはなにが必要か、を説き、成功のための最大公約数として、経営を「12の要素」にまとめ、これから具体的に何をすればいいのか、を読者に伝えるのが、本書の目的です。

僕は、起業を考えてはいるものの、著者の指摘するように、まさに「経営とは何か」をわかっておらず、その準備のために本書を読みました。

顧客がいて、会社があって、商品と営業と管理があって

経営とは、「顧客との関わりをつくっていく活動」であり、商品力、営業力、管理力という三つの力が必要、と冒頭で述べられます。

そこから、経営を成功させるための要素として、「ミッション」から始まり、商品力や集客力、さらには経理・財務まで、12の分野を上げています。

難解な理論や数字は出てこないので、サクサクと読み進められるのですが、だからといって簡単なことが書いてあるのではありません。それぞれの分野ひとつとっても、専門書が山のように出ていますから、本書では最大公約数的に「最低限これは抑えとかないと」と網羅してくれているに過ぎないのです。

逆に言えば、「これを網羅しておけばひとまずは経営するにあたり不備はないんじゃないの?」と考えることもできますね。

そういう意味では、試験範囲がわかった上で試験に取り組むのと、わからずに取り組むぐらいの違いがあります。この差はとてつもなく大きいですよ。

本書を手に取るような人は、すでに具体的な商売のプランを持っている人が大半だと思いますが、それを書いてあることに当てはめてみる。

これがとても時間がかかる作業なのです。あ、「こんなこと全然考えてなかったわ」ということばかり。まさに僕は、冒頭で著者が指摘するように、「経営=仕事」ととらえ、スタートすればなんとかなるだろ、ぐらいに考えていたのでした。

こういう人が多いから、成功率10%なのかも。

最後に

著者は前書きで、起業に成功すれば3つの自由がある、とします。

経済的自由、行動の自由、社会的ストレスからの自由、です。素晴らしい!

しかも、それらを得ようとする過程そのものが、取り組むに値する価値があり、さらには社会の役に立つのです。

そう考えると、「企業」という行為がとても楽しくなってきますね。

では。

読んでくれてありがとう!
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