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ハゲは男の進化形なのか---「なぜグリーン車にはハゲが多いのか」

なぜグリーン車にはハゲが多いのか (幻冬舎新書)

なぜグリーン車にはハゲが多いのか (幻冬舎新書)


どんな本?

ハゲは男の進化形だと説き、その優秀さを解説し、生きづらさを感じているハゲたちのはげみとなるように書かれた本です。

主に二章で構成されており、第一章「ハゲている男性は優秀である」では、禿げる仕組み、テストステロンの作用、ハゲの男たちの歴史を紐解きます。

人類が狩猟で生活していた時代から現代まで、ハゲがどのような役割を背負ってきたのか、とてもわかりやすく解説されており、そのくだりはハゲの一人として、とても読みごたえがありました。

というか、人類が農耕で生活するようになって以来、ハゲの男の役割は減り、さらには「現代社会では排除される」とはっきり述べられており、またその理由もとても納得できるもので反論の余地も無く、涙無しでは読めません。

第二章「ポジティブハゲになるために」で著者は、ハゲはどうやって生きていけばいいのか、という大いなる命題に対し、「ポジティブに生きていくことをお薦めしたい」と述べています。ここまでに散々、ハゲがどれだけ優れているかを説いてきてますから、「自身持っていいんだよ」、と肩を叩かれている気分ですね。

最後には、ハゲの治療が進歩し、ハゲの要因となるテストステロンが多い男性も薄毛が目立たなくなる世の中がもうすぐ来るから、テストステロンによる優位性+フサフサでハゲ最強、ということらしいです。

僕は40代なのでもう間に合いませんが。

テストステロンとはなんなのか?

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第一章では禿げる仕組みとして、テストステロンとジヒドロテストステロンの作用を解説しています。

テストステロンが多いと禿げやすいわけですが、テストステロンは他にも、筋肉、骨格、大脳皮質を発達させ、性欲を増大させるという作用があります。

つまり、禿げていると、筋肉と骨格がしっかりした逞しい肉体を持ち、大脳皮質が発達して知能が高く、性欲が強く生殖能力が高い、優れた人間である傾向が高い、とのこと。

性格的には、攻撃性や競争心、支配欲が強く、怒りっぽく短気、無表情で衝動的になりやすいそうです。

また、縄張り意識が強く、強くなりすぎると孤独願望が強くなってしまうことも。

優れた人間かどうかは別として、上記のテストステロンが多い男の特徴に、僕はかなりあてはまります。

20代後半から髪が薄くなり始めたので、テストステロンは多かったんでしょう。身長は180センチと高いほうで、骨格もごついです。知能が高いかはわかりませんが、頭蓋骨もけっこう大きくて、これもコンプレックスなんだよな……

性格は、後天的な教育でかなり抑え込んでいますが、実は攻撃的で怒りっぽいところがあって、それがどうも悪い方向に作用することが多く、自分でも困っています。

孤独願望が強い、というのはまさにその通りで、自分のテリトリーに人が入ってくると警戒してしまいます。しかし、それは本能的な部分であって、社会人としての僕は集団に属したい、という願望もあって、そこで苦痛を味わうことも多いです。

「テストステロン」でググってみると、「テストステロンでモテよう!」的な記事が多いですが、多分テストステロンが普通より多めの僕から言うと、決して夢のようなモテモテホルモンではありませんよマジで。

恐らくは、テストステロンが少なめの、中性的な髪がフサフサの爽やかな男性が、テストステロンを増やすことができたら、ものすごくモテるんでしょうね。

イメージ的には、木村拓哉や、福山雅治や、ダルビッシュみたいな。中性的でありながら、男臭い野性味という相反するものまで備えている、というか。そんなの大多数の男には無理だから……

僕は今さら、テストステロンを減らしてフサフサになろうとしても後戻りできないので、このままテストステロン多めで筋トレに励んでいく所存です。

テストステロンが多いと早死にする!?

多すぎるテストステロンがジヒドロテストステロンに変換され、ハゲを引き起こすわけですが、ジヒドロテストステロンには他にも様々なイヤな働きがあります。

体毛やヒゲの増加、ニキビの発症、皮脂の増加、そして中高年期の前立腺肥大。

前立腺肥大、ってのは、尿が出にくくなり、腎臓に尿が溜まって水腎症になり、腎不全を引き起こして死んでしまうそうです。

著者はこれを、「強すぎる者は早く淘汰しよういとう、神がつくったメカニズム」としていますが、冗談じゃないぜ! ハゲだとさげすまれたうえに、小便が出なくなって死んでしまうなんて!

しかし、この前立腺肥大の回避策も後できちんと示されているので安心です。ああよかった。

狩猟社会のハゲはモテモテだったが現代のハゲは淘汰される

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人類が狩猟で食糧を得ていた時代。身体が大きく、知能が高く、攻撃的で性欲が強い男、つまりテストステロンが多い男は、ボスとして数十人のグループを率いていたそうです。

よりたくさんの獲物を得て、集団をまとめるために、そういう男がリーダーの座を奪い、また集団もそんな男を選んだのでしょう。

時代が下り、農耕社会となると、女性やテストステロンの低い男でも、食糧を得ることができるようになりました。

つまり、テストステロンが多い男の仕事が無くなり、需要が減ってきたのです。

こうなると、女性は食糧をもらうために男の言うことを聞く必要がなくなり、テストステロンの少ない、扱いやすい男の需要が高まってきました。

テストステロンが多い男はあごが大きく、えらや頬が張って、眉毛の上が隆起して無表情だそうです。ついでに禿げてます。まさに僕もそんな感じです。

いっぽう、テストステロンが少ない男は、あごが尖り、えらや頬は控えめで、表情豊かで暖かい印象を与えます。

人類の暮らし方が狩猟から農耕に変わり、女性の力が増えるに伴い、男の需要は前者から後者に移っていった、と。

まあ正直、僕が女だったら、後者を選びますよ。普通そうだよね。

このようにしてテストステロンが多い男たちが淘汰され、現代日本の少子化があるのかもしれませんね。

本能的には、女性はテストステロンの多い男を求めるそうですが、現代日本の男女は本能だけで生きてるわけじゃないし。いや、むしろ社会が成熟するにつれ、本能の部分は極限まで小さくなっているのでしょう。

ネイティブ・アメリカンはジヒドロテストステロンの作用をコントロールしていた!

ネイティブ・アメリカンは、薄毛の人が少なく、ボスが長生きして「長老」となり、社会の発展に寄与していたそうです。

その秘密は、ノコギリヤシだそうな。ノコギリヤシの成分がジヒドロテストステロンの作用を抑え、ハゲと前立腺肥大を防いでいた、と。

じゃあ、もっと前からノコギリヤシを飲んでたらハゲも防げていたのか? という疑問もありますが、それは考えても仕方がないので、せめて前立腺肥大で死ぬのは防ごうと思い、毎日ノコギリヤシを飲んでいます。

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これ。

まとめ

本書は、ハゲが進行中の人、すっかりハゲてしまった人、これからハゲることが予測される人など、ハゲに悩み、現代社会で生きづらさを感じている男たちにお薦めしたいです。

現代日本におけるハゲの生きづらさ、というのは、どうもメディアの操作によるところが大きいと感じるのですが(テレビのお笑い芸人やカツラのコマーシャルなど)、ハゲの男たちが誇りを取り戻せば、そのような風潮など変えていけるのではないでしょうか。

読んでくれてありがとう!
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