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対人関係に上下はなく、人生に過去も未来もない--- 読書メモ「嫌われる勇気」



はじめに

読んでみて、後頭部をバールのようなものでガツンとやられたぐらいの衝撃を受けました。
今後、アドラー心理学に則った生き様を生きてみたい! 真剣にそう考えています。

そうなるには、今まで生きてきた年数の半分の時間がかかるらしい。僕だと、先日43歳になったところだから、21.5年かかるわけですね……

なぜこの本を読んだのか

タイトルが全てです。
この、なんだか行き詰まり感があって、生きにくい世の中を、少しでも生きやすくしてくれるヒントでももらえないか。

そう期待しました。

想像してたのとは全く違う内容でしたが、この本は僕の期待に全力で応えてくれました。

大ざっばな内容

トラウマの否定

・これまでの人生になにがあったって、今後の人生をどう生きるかについて、なんの影響もない

不幸や性格は自分で選んだ

・自分で選んだんだから、選び直せる
・選び直すには、勇気がいる

自分が嫌い

・なぜ、自分の短所を見つけて自分を嫌うの?→他者から傷つけられることを恐れる→「この短所さえ無ければ自分は愛されるのに」という可能性を残しておきたい
・しかし、対人関係に踏み出せば必ず傷つく

人間の悩みはすべて対人関係

・劣等感か劣等コンプレックスか

我々は同じではないが対等

・人生は他者との競争ではない
・誰かに勝つ必要は無い
・幸せな他者を祝福できるようになる
・他者が仲間に! 世界が変わる!

人生のタスクで、他者は敵から仲間になる

・人生のタスクとは対人関係で、以下の3つのこと
・仕事のタスク - 他者との協力で仕事は成立する
・交友のタスク - 他者や状況が変わるのではなく、自分が一歩踏み出せば親友は作れる
・愛のタスク  - 1)恋愛、2)家族 逃げてはいけない

人生のタスクと向き合うには勇気がいる

・どうやって勇気を出す?
・他者の期待を満たす必要は無い
・課題を分離する
・「嫌われたくない」という自然な欲望に抗ってこそ自由を得られる
・抗うには「嫌われる」というコストがかかる

共同体感覚

・共同体 - 他者、国家、過去、未来、動植物、無生物まで
・まずは「わたし」と「あなた」から共同体感覚を理解する
・自己への執着を他者への関心に切り替える

横の関係

・対人関係は縦か横かの択一
・横の関係 - 同じではないが対等
・一人でも横の関係を築ければ大転換!
・「課題の分離」→「横の関係」→「勇気づけ」(感謝、お礼、喜び)
・「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにだけ自らの価値を実感できる
・自らの価値を実感できると勇気を持てる

自意識過剰をなんとかしたい

・自身がない、笑われたくない
・共同体感覚でありのままの自分を出す
・自己受容と他者信頼で他者が仲間になる
・他者貢献する

「普通」であることの勇気

・普通ではだめなのか?
・普通=無能、ではない

連続する刹那をダンスするように生きる

・人生は登山ではない
・刹那刹那を、真剣に生きる
・「いまここ」を真剣に生きる

読んでみて

過去に積んだ業によって現在がある。今の結果は過去の原因のせい。因果応報。この考え方って、とても楽です。

下手すると、現在の不幸は、過去のトラウマなんかを飛び越えて、「前世」のせいだったりしますからね。いや-、知らないよ生まれてくる前のことなんかさ。

それを真っ向からぶっ壊すのがアドラー心理学です。ひねくれた自分の性格も、現在の不幸も、自分が選んだんだから、いつでも選び直せるよ! というわけです。

選び直すには、支払わなければならないコストがあって、それが「勇気」です。勇気が、この本のキーワードでしょう。嫌われる勇気。他者と向き合う勇気。普通であることの勇気。

勇気、と言ってしまうと、歯ぁ食いしばって根性出せば何とかなるような気もしますが、そんなわけなくて。

人が勇気を持てるのは、自らの価値を実感できたときだけ。自らの価値を実感できるのは、「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときだけ。

そのためには、課題を分離し、横の関係を築いていく。それしかないわけです。

僕はこのへんから取り組んでいこうと思いました。一人でも、横の関係を築ければ、他の全ての人間関係は横になる、とアドラーは言うのです。すると、他者は競争相手ではなくなるし、それだけでもずいぶんと生きるのが楽になることでしょう。なんて素晴らしい。

人生は登山ではない、という考え方も素晴らしい。登山なら、頂上にたどり着ける人数はわずかでしょう。なら、たどり着けなかった多数の人たちの人生は失敗だったのか?

そうではなく、刹那刹那、一瞬一瞬、いまここ、を真剣に生きる。その結果、どこかにたどり着きましたよ、と。

失敗した過去を嘆き、未来に期待し、恐れる。そんな生き方は、いまここ、をぼやけさせるだけ。いまこの刹那を全力で生きる。とても難しいことですが、そうありたいと思います。

読んでくれてありがとう!
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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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